ネットとリアルを駆使して、顧客満足度を最大化し、売り上げを増やす!すかいらーく、イオンリテール、セガなどに対してO2O戦略と連動したオウンドメディアの構築サービスを提供する島田氏がその手法や効果、海外の最新事例等を紹介。今回は、O2O、オムニチャネルがなぜこれだけ注目されるのか、その理由を解説する。
バーチャルリアリティに特化したヘッドマウントディスプレイ「OculusRift(オキュラス・リフト)」
出典:http://www.oculusvr.com/
O2Oとオムニチャネルの時代到来!
O2O(Online to Offline)にオムニチャネル!最近では毎日のようにニュース記事やソーシャルメディア上で目にするキーワードである。最近では、昨年末に「イオンリテールが新店舗の幕張新都心店でO2O、オムニチャネルを大規模展開」、この3月には「セブン&アイ・ホールディングスがオムニチャネルに1000億円の投資」というニュースが話題になった事は記憶に新しいのではないだろうか。スマートフォンの爆発的な普及、ソーシャルメディアの台頭。店舗を持つ企業を取り巻く環境もこの10年で大きく変わった。この大きな変化に対してどういうマーケティング戦略を展開する必要があるのだろうか。
今、実現できる日常の1コマ
これは今ある技術や仕組みで十分実現可能なO2O、オムニチャネルのある日常の風景である。
お昼時に何気なく渋谷を歩いているとスマホにPush通知でメッセージが届いた。たまに行く近くのハンバーガーショップの割引クーポンだ。どうやら期間限定の特別ハンバーガーらしい。以前にダウンロードしたそのハンバーガーショップのアプリ経由でメッセージが届いた。使用期限は今から1時間。
時間があるので、その店に行く事にしたが、店で待つのが嫌なので、その場でクレジットカード決済を済ませる。
店舗に到着すると既に商品が出来上がっていた。「島田さん、今日もいい天気ですね。ご注文いただきましたSuperBig顔面バーガーセットです」と言って商品を手渡してくれた。待たなくていいので便利だ。また、名前を呼んでくれて少し常連気分でうれしい。店員が手に持つタブレット型のPOS端末には自分が登録した顔写真と名前が表示されているようだ。ふと、スマホを見ると、アンケート付きの電子レシートが届いており、その場で回答するとポイントがもらえるらしい。サービスが良かったので、にこちゃんマークをクリックしてコメントを送信した。
名前がユニークで顔の大きさぐらいある巨大ハンバーガーだったので、写真を撮り、フェイスブックに投稿したら、その投稿を見た友人数人がその投稿をシェアし、「いいね」数は ...