フォルクスワーゲングループは2014年、世界販売台数を1000万台の大台に乗せようと意欲を高めている。そのためには何よりもディーラーへの来店を促し、同社のファンになってもらうことが必要だ。世界販売2位の同社にとって悲願の首位奪取。その第一歩を、プレミアムが担う。
耐久消費財のプレミアム事例

ビートル型の塩コショウ入れ
ビートルをモチーフとした「ソルト&ペッパーケース」をディーラー来場記念品に用意。
来店体験をベストなものに
フォルクスワーゲン グループ ジャパン(VGJ)は2014年3月度、国内輸入車ブランド販売台数で初の1万台超えを達成した。2013年4月〜2014年3月の新車登録台数の実績も輸入車ブランドでは初めてとなる7万台を突破し、前年同期比25%増(日本自動車輸入組合調べ)となった。4月以降も、よりフォルクスワーゲンに対する興味喚起を目的とした広告・宣伝活動を強める方針だ。
これはグループ全体の勢いに弾みをつける格好となった。同グループ全体では2013年暦年で世界販売台数973万台(前年同期比5%増)で、首位のトヨタグループの998万台にもう少しで手が届くところ。VWのマルティン・ヴィンターコルン会長は「当初目標の2018年から4年も前倒しできる快挙だ」と強い意欲を見せている。
販売増のためには ...
あと80%