販売・接客の現場で活躍する、キーパーソンに迫る本企画。第1回は全国1300ブランド、8万人のアパレルスタッフの頂点に立ったビームス 恵比寿のHeg.(ヘグ)氏だ。店舗だけでなく、オンライン接客でも優れたスキルを持つHeg.氏。その背景にある考え方とスタンスについて話を聞いた。
2022年8月4日、アパレルブランドの店舗スタッフの頂点を競う「STAFF OF THE YEAR2022」のグランプリが決定した。店頭のみならず、いまや重要なスキルの一つとなった、オンライン接客の技術も審査対象だ。1300ブランド、8万人のエントリーから日本一の“令和のカリスマ店員”となったのが「ビームス 恵比寿」スタッフのHeg.(ヘグ)氏だ。Heg.氏は学生時代から、アルバイトとしてビームスで働き、ビームスの人や社風が魅力的でそのまま入社した。今年で販売員歴は10年目となる。
1300ブランド 8万人の頂点に
ビームスでは2016年に公式サイトと自社ECサイトの統合を行い、店舗スタッフが個人アカウントを持ち、サイト上でコーディネイトやブログを投稿する「スタッフ投稿」機能を付与した。店舗で顧客を持つ人気スタッフの活躍がEC上にも拡張し、スタッフ投稿を見た顧客がリアル店舗を訪れるなど、シームレスなリアルとオンラインの体験の融合を早くから進めている。
デジタルの発信が接客機会につながる
「STAFF OF THE YEAR」でグランプリを受賞し、オンラインの接客技術も高いHeg.氏だが...
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