本フォーラムでは、ブース出展以外にもプロモーションやクリエイティブ領域のセミナーを開催。講演を予定している3社に、各セミナーのポイントを聞いた。
INTERVIEW キリンビール
キリンビールの「売上」につながる共創戦略
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講演のポイントは? 地域の方々との「共創」と「コンセプト開発」キリンビール マーケティング部 商品開発研究所所長92年キリンビール入社。01年から現在まで、マーケティング部門に在籍。本年3月より現職。 |
キリンビールは、全国の47都道府県ごとに味の違いや個性を楽しめる「一番搾り“地元うまれシリーズ”」の第3弾、「47都道府県の一番搾り」を5月に発売した。その名の通り、47種の一番搾りを10月まで地域限定で、販売する。2014年5月発売の第1弾は当初予定の約3倍、同年12月の第2弾は同約1.3倍と、好調が続く。若者のビール離れや消費者の節約志向が強まる中でも支持を集める同シリーズについて、キリンビール マーケティング部商品開発研究所の土屋義徳所長に聞いた。
——「一番搾り“地元うまれシリーズ」が生まれたきっかけは?
「一番搾り」のコンセプトは「日常の身近な幸せを感じられるビール」です。2015年のマーケティング戦略を検討するにあたり、それを表現する手がかりとして開発陣の議論に上がったのが「生活者に寄り添うこと」でした。そして、生活者により近いところはどこかと考えを進めていったところ、「工場」が浮かんだんです。当社が全国に持つ、9つの工場という資産を通じ、「日常の身近な幸せ」の具体化を目指したのが、きっかけのひとつです。
——当初は反対の声もあったとか。社内説得の柱となったのは?
そうなんです。当初社内からは …
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