フリマアプリ「メルカリ」やスキマバイトサービス「メルカリ ハロ」、「メルペイ」などを展開するメルカリ。デジタルマーケティングを活用しながら、ユーザーの態度変容に合わせたマーケティング施策を展開している同社は、どのような組織で戦略を実行しているのか。メルカリ マーケティングチーム Online Marketing Specialist/Managerの清水博昭氏に話を聞いた。
デジマはCTVを含む「認知」領域にも拡大
メルカリがいま、マーケティングにおいて重要視しているのは、「ユーザーの態度変容に合わせた戦略」だ。同社では、①メルカリをまだ使っていないトップファネル、②購入を検討しているミドルファネル、③実際に購入に至っているボトムファネルの3層に顧客を分類。それぞれのフェーズに最適なアプローチを、チームに分かれて行っているという。
具体的に、①にはマスマーケティングを活用し、幅広い層へのリーチを狙う認知施策、②にはYouTube広告やSNSを通じて具体的な利用シーンを提案し、利用促進施策を実施。③のユーザーには購買履歴や行動データをもとにしたターゲティング広告やプッシュ通知などの継続利用を促す施策を行う。…
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