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経済学の視点

介入過剰のマネジメントを止めてみよう

高橋勅徳氏(東京都立大学)

指導教員の長時間の説教で、学生の論文の質は上がるのか

卒業論文と修士論文の提出間際の時期に、この原稿を書いている。毎年、十数人の学生が提出してきた原稿に、赤入れをして返送するのは年末から正月にかけての恒例行事だ。

私が学部生や大学院生の頃は、出来が良くない原稿を持ち込んだ大学院生に、指導教員から長時間のお説教を食らうのはまだマシな方で、灰皿を投げつけられた、なんて話は大学内外そこかしこで耳にしたものだ。私自身のことを振り返ってみても、生活態度から研究への取り組み方に至るまで、無理筋なお説教を教授からいただいたのは一度や二度の話では…

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