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プランナー・クリエイターのための「事業計画書」のつくり方・入門

「欲望」を入口にした事業展開の手法 “広告会社ならでは”の思考を活用する

関根澄人氏(Earth hacks)

博報堂と三井物産の共同出資で設立されたEarth hacks。博報堂の営業として企業のブランディングに関わってきた関根澄人氏は、従業員組合の委員長として広告会社の新たなロールモデルを探るなかで、自身が入社時に掲げていた、環境問題へのコミットを実現するプロジェクトの立ち上げに至った。

Earth hacks
代表取締役社長 CEO
関根澄人氏

東京工業大学大学院生命理工学研究科修了。細胞学を研究しながら、生物多様性や地球温暖化など環境問題を伝えていくことを仕事にしたいと思い、博報堂に入社。入社後は様々な企業のブランディングなどを担当し、博報堂従業員組合中央執行委員長を経て、2020年4月から3年間三井物産に出向。2023年5月より現職。

設立: 2023年5月16日
事業内容: 環境に配慮した商品またはサービスの提供

博報堂の新規事業開発組織「ミライの事業室」と三井物産が2021年11月に共同で立ち上げた共創型プラットフォーム「Earth hacks」を事業化し、会社設立。

「ビジネスの広げ方」の構想をいかに練るか

※社内提案資料より(一部加工)。

POINT 1

生活者と企業、それぞれの“欲望”を洗い出す。

「生活者の出会いたい、知りたい、応援したい。企業の魅力化したい、売りたい、一緒につくりたい。このような、皆が楽しい、やりたいと思うことのなかに、脱炭素に向けた取り組みを入れ込んでいきました。これはまさにプランナーの発想だと考えます」(関根氏)。

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