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宣伝会議サミット 2024冬

最も大事にすべき点は「関与度」の深さ 2大ラグジュアリーブランドにおけるUGC戦略

島岡芳和氏(MHD モエ ヘネシー ディアジオ)、遠藤克之輔氏(ベントレーモーターズ ジャパン)

消費者側がこぞってブランドに関する情報発信をおこなうようになった昨今。そんな「UGC全盛時代」ともいえる中、ラグジュアリーブランドはいかに情報発信をすべきなのか。MHD モエ ヘネシー ディアジオの島岡芳和氏と、ベントレーモーターズ ジャパンの遠藤克之輔氏が、ラグジュアリーブランドにおける最新のマーケティング戦略について対談した。

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―自己紹介からお願いします。

島岡:MHD モエ ヘネシー ディアジオでマーケティングを担当している島岡です。当社はラグジュアリー市場をリードするLVMHグループワイン&スピリッツを事業を担うモエ ヘネシーと多数の洋酒ブランドを持つディアジオ社との合弁会社です。私自身は2022年からシャンパーニュ、ワイン、スピリッツのトータルのマーケティング統括をしています。

遠藤:2024年1月からベントレーモーターズ ジャパンの代表をしている遠藤です。ベントレーは、イギリス発祥の100年を超える自動車ブランドです。私が得意とするのは主にブランドのマネジメントと、デジタルやCRMを含む顧客関係性の構築です。これまでは、ブランド価値や顧客価値の体験をつくることを主眼に置き、ビジネスをサポートしてきました。

―お2人とも、マスブランドとラグジュアリーブランド、両方のマーケティングのご経験がありますが、それぞれどのような違いが…

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