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リアルな体験価値を活かすOOH事例

年末の「寝過ごしあるある」が共感を呼ぶ 21種のポスターを終着駅に掲出した狙いとは

鈴木さおり氏(ヤッホーブルーイング)

都心からの終着駅7駅を舞台に、「寝過ごしあるある」をテーマにしたOOHが年末のSNSで話題となった。ユーモアあふれるコピーとユニークな広告展開で、ヤッホーブルーイングが仕掛けた「#年末寝過ごし防止運動」だ。微アルコール飲料「正気のサタン」の認知拡大を目指して実施された、終着駅という意外な場所での広告戦略やSNSキャンペーンについて、ヤッホーブルーイング よなよな未来課(ブランド戦略ユニット)の鈴木さおり氏に話を聞いた。

忘年会シーズンを捉えて電車での寝過ごしにフォーカス

ヤッホーブルーイングは、2024年年末、「お酒の飲みすぎによる電車での寝過ごし」に注目し、飲酒機会が増える忘年会シーズンに合わせて12月4日から2週間、適正飲酒を呼びかける「#年末寝過ごし防止運動」キャンペーンを展開。南栗橋駅(東武日光線)や森林公園駅(東武東上線)など都心からの終着駅7駅を活用したユニークなOOHとSNSキャンペーンは大きな話題を呼んだ。

このキャンペーンの目的は、アルコール摂取量を抑えながらお酒を楽しむ新たな選択肢として、アルコール度数0.7%の微アルコール飲料「正気のサタン」を広めること。終着駅7駅に掲出した全21種の…

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