『ベストヒット歌謡祭2024』が展開した招待状広告が、2023年に続き、2024年もSNSで話題に。出演アーティストゆかりの地に掲出された「招待状広告」やファンの心をくすぐる「アンサー広告」など、斬新なクリエイティブとSNS拡散を狙った戦略が功を奏した。招待状に込めた特別感やOOHの価値を最大化する工夫について、読売テレビコンテンツ戦略局の手塚大貴氏に話を聞いた。
OOHは共感や行動喚起を生む独自の媒体へと進化している
2024年11月14日に放映された『ベストヒット歌謡祭2024』(読売テレビ・日本テレビ系)のOOHが、2023年に引き続きSNSで大きな話題を呼んだ。同番組は2003年から毎年11月に生放送される音楽特別番組で、その年を彩るアーティストが出演し、主に「今年流行した楽曲」に焦点を当てて制作される。

『ベストヒット歌謡祭2024』が展開した招待状広告。
例年、出演アーティストの発表はプレスリリースや公式SNSなどを通じて行われてきたが、2023年から「招待状広告」を導入。アーティストのデビュー地や結成地、初ライブ開催地など「ゆかりの地」に招待状型広告を掲出し...
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