「食の感動で、この星を満たせ。」をスローガンに、グローバルフードカンパニーとしてのさらなる事業拡大を図るトリドールホールディングス。労働力人口の減少や労働条件の厳しさなどを背景に外食産業全体の採用活動が困難になるなか、同社はどのような戦略を立てているのか。トリドールホールディングス執行役員CMOで丸亀製麺取締役マーケティング本部長の南雲克明氏に話を聞いた。
採用活動においても「感動体験」を提供する
「丸亀製麺」や「コナズ珈琲」など、日本国内で10を超える外食ブランドを展開するトリドールホールディングス。主力業態である「丸亀製麺」では毎年100名以上の採用を目指し、新卒採用活動を行っている。この活動において近年、強化しているのが、パートナースタッフ(アルバイト)からの内部登用とリファラル採用。即戦力として活躍が期待され、離職率も低いことから重視しているという。
同社のマーケティングを担う南雲克明氏は、ブランディングを行う中でメディアリレーションシップの強化を重視してきた。独自の挑戦をする企業である、そして成長意欲が高い企業であることを訴求すべく、テレビでは経済・ニュース系番組やバラエティ番組、さらにはWeb媒体・紙媒体問わず各種経済系メディアなどに…
あと80%