人が資産と言われる、広告・マーケティング業界。私たち『宣伝会議』も、常に毎号の誌面を通じて、魅力的なあたらしい人を発見、紹介したいと考えてきました。そんな想いを体現したもののひとつが、2021年3月号から4年にわたって継続している、表紙の「あたらしい人」シリーズ。テクノロジーがマーケティングを大きく変えていく時代だからこそ、あえてテーマを「人間回帰」と定め、写真の力を通し、今とこれからを生きる人間の「顔」を、改めて見つめてきました。もちろん、登場いただく方は「あたらしい人」のコンセプト通り、これからさらなる注目が活躍される方々です。俳優さんにクリエイターや文化人など、未来の旗手となる方々に登場いただきます。

山中瑶子さん
1997年生まれ、長野県出身。19歳で撮影・初監督した『あみこ』(17年)がPFFアワード2017で観客賞を受賞。同作品は18年に第68回ベルリン国際映画祭のフォーラム部門に史上最年少で招待されたほか、香港、カナダ、NYなど各国の映画祭で上映され、話題を呼んだ。最新作『ナミビアの砂漠』(24年)が第77回カンヌ国際映画祭の国際映画批評家連盟賞を受賞。女性監督としては最年少受賞となる。
選出理由
広告がそうであるように、「映画」もまた、時代を切り取って記録することが…
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