PwC Japanグループは10月15日、「グローバル エンタテイメント&メディア(E&M)アウトルック2024-2028」の日本語版をリリースした。同レポートでは、E&M市場における調査結果や最新トレンドなどがまとめられたが、世界のコンテンツビジネスは今どうなっているのか。今後どういう方向に向かっていくのか。PwCコンサルティングの平間和宏氏に話を聞いた。
デジタル広告の成長が続き2028年には全体の約8割に
2024年10月15日にPwC Japanグループから発表された「グローバル エンタテイメント&メディア(E&M)アウトルック2024-2028」の日本語版では、E&M業界の市場規模は、年平均約4%で成長し続け、2028年には約3兆ドルに達すると予測する。
その中でも注目すべきは「広告」である。広告はE&M企業における重要なマネタイズ源であり続け、2028年には2020年のほぼ2倍の市場規模に成長すると予測されている。特にデジタル広告の成長が続き、2028年までにデジタル広告が全体の約8割を占めると見込む。
その背景にはいくつか要因があるという。…
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