ChatGPTをはじめとする、多様な生成AIツールが発展し続けている今。人々の日常生活やビジネスにおいてもAIが活用されるようになってきた。文章や画像を生成できる生成AIが登場してきたなかで、記者や編集者には何ができるのか。桜美林大学教授の平和博氏が解説する。
2024年ピュリツァー賞では応募作45件中5件がAI使用
2024年、AIを使用した2つの調査報道が、100年以上の米ピュリツァー賞(※)の歴史の中で、初めて受賞を果たした。AIは報道の武器となる。
その一方でAIは、取材・編集現場の従業員のリストラ、既存ビジネスモデルへのダメージ、偽情報・誤情報の爆発的な広がりを後押しする側面もある。メディアの力は、「質」と「信頼」に根差す。その向上にAIをどう活かしていくかがいま、問われている。
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