宮城県に本社を構える新聞社である河北新報社は2024年、「新聞広告PRコンテスト」で大賞を受賞し、「新聞広告統一PRキャンペーン」の企画を手掛けた。「新聞」という資源を活かした、ローカルからの新たな提案の可能性とは。河北新報社 営業部兼デジタル戦略室の畠山茂陽氏が解説する。
全国展開キャンペーンをローカル発でもできると伝えたい
日本新聞協会は2024年10月20日、「新聞広告の日」に合わせ、「新聞広告統一PRキャンペーン」を実施した。同キャンペーンは2018年にスタートし、これまでは広告会社が企画制作を担ってきた。しかし、2023年からは「新聞広告PRコンテスト」として新聞協会加盟社からの公募となり、2024年が2回目。17社から27件の応募があり、河北新報社が提案した「新聞からご当地ソングが聴こえてくる。The newspaper is your jukebox.」が大賞を受賞した。新聞広告をより魅力的で、クリエイティブなものにすることは、新聞社の重要なビジネスの根幹だ。…
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