広告マーケティングの専門メディア

           

マスメディア企業のDXと新・広告ソリューション開発

新聞という資源で社会課題は解決できるか? ローカル視点が活きる、地方新聞社発の施策

畠山茂陽氏(河北新報社)

宮城県に本社を構える新聞社である河北新報社は2024年、「新聞広告PRコンテスト」で大賞を受賞し、「新聞広告統一PRキャンペーン」の企画を手掛けた。「新聞」という資源を活かした、ローカルからの新たな提案の可能性とは。河北新報社 営業部兼デジタル戦略室の畠山茂陽氏が解説する。

全国展開キャンペーンをローカル発でもできると伝えたい

日本新聞協会は2024年10月20日、「新聞広告の日」に合わせ、「新聞広告統一PRキャンペーン」を実施した。同キャンペーンは2018年にスタートし、これまでは広告会社が企画制作を担ってきた。しかし、2023年からは「新聞広告PRコンテスト」として新聞協会加盟社からの公募となり、2024年が2回目。17社から27件の応募があり、河北新報社が提案した「新聞からご当地ソングが聴こえてくる。The newspaper is your jukebox.」が大賞を受賞した。新聞広告をより魅力的で、クリエイティブなものにすることは、新聞社の重要なビジネスの根幹だ。…

あと82%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

マスメディア企業のDXと新・広告ソリューション開発 の記事一覧

フジテレビが強化するキャラクタービジネス 専門性を持つ人材を採用し、海外進出も狙う
マスメディアはメタバースで少数コミュニティにアプローチできるのか?
IPのメディアフランチャイズが加速 注目は「ブランデッドエンタテイメント」
メディア独自の情報にある「希少性」 AI時代にこそ取材の価値は高まる
AI時代の記者・編集者に何ができる? 人間との分岐点は「質」と「信頼」
新聞という資源で社会課題は解決できるか? ローカル視点が活きる、地方新聞社発の施策(この記事です)
CTVが普及する時代における放送局のこれからのビジネスモデルとは
新聞の信頼度の高さを活かす 紙×デジタル融合の広告提案を目指す
安全性や信頼性にはアドバンテージ テレビの改善の余地は「柔軟性」にある
雑誌由来のWebメディアに求められるのは「コンテンツマーケティング」の推進
求められているのは「質」の可視化 いま必要な紙メディアの「価値指標」とは?
世界的な音声コンテンツの伸長を活かせるか AM停波におけるラジオ局ビジネスの行方
進むテレビ番組のインターネット配信 放送収入が振るわない中で欠かせない事業に
宣伝会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する