雑誌メディアのデジタル化が進行し、その媒体としての価値はどう変化しているのか。日本雑誌広告協会と日本雑誌協会、ビデオリサーチが2022年から実施している「M-VALUE DIGITAL」の結果をもとに、M-VALUEコアワーキンググループのメンバーである講談社ライツ・メディアビジネス本部局次長の長崎亘宏氏に話を聞いた。
「M-VALUE DIGITAL」は出版社と一般Webメディアの相対
日本雑誌広告協会(雑広協)と日本雑誌協会(雑協)、日本アドバタイザーズ協会は協同で2013年から「雑誌広告効果測定調査M-VALUE」を実施してきた。近年、雑誌メディアのデジタル化が進み、出版社の広告売上もデジタル比率が高まっている。こうした環境の変化を受け、2022年には雑誌由来のWebメディアでのタイアップ広告がどのような効果を発揮しているのかを検証するため、調査もデジタルへシフトし「M-VALUE DIGITAL」をスタートさせた。「M-VALUE」は雑広協と雑協を主体に、そこに加盟する出版社、広告会社と調査会社がコンソーシアム形式で運営する中立的な調査で、その精神...
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