2024年はコロナ禍の影響が薄れ、外出機会の増加など消費者の購買行動にも大きな変化が見られた。一方で、商品やサービスの値上げの状況を見てみると、品目数こそ2023年と比べて減少したものの、平均値上げ率は増加し、家計への負担は依然大きいとされている(※)。こうした状況の中で、どのような商品が売り上げを伸ばしたのだろうか。インテージの市場アナリストである木地利光氏が、同社が提供する「インテージSRI+」のデータをもとに、隠れた売れ筋商品とその背景を分析する。
※帝国データバンク「『食品主要195社』価格改定動向調査」より。
6000店舗の販売動向から2024年の売れ筋データを分析
物価高を背景に節約志向が高まる中、生活者は何にお金を使うかを慎重に取捨選択しているのでないだろうか。…
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