広告マーケティングの専門メディア

           

経済学の視点

世界でも類を見ない日本のコミック市場、発展のメカニズム

高橋勅徳氏(東京都立大学)

コミック市場繁栄の鍵は「異種同型化」と「短さ」にあり

2023年時点で、日本のコミック市場は約7000億円とされている。これは全世界の約4割の規模であり、突出した数字だ。なぜ、我が国のコミック市場はここまで伸びたのだろうか?この謎は「異種同型化」と「ビジネスサイクル」で説明できるのではないかと筆者は考える。

さまざまな市場で「流行」があるように、コミック市場にも時代ごとに流行り廃りが存在する。ここ数年の流行のひとつが「なろう系」だ。これは、主人公が現代知識を有したまま異世界に転生し、...

あと82%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

経済学の視点 の記事一覧

世界でも類を見ない日本のコミック市場、発展のメカニズム(この記事です)
私たちのニーズは「数字」に支配されている
マッチングアプリはなぜ成長したのか?
働き方のリスクとしての「暑さ」
GXと「公正な移行」問題
早期離職を防ぐ「情報」のあり方
宣伝会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する