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私の広告観

広告は異分野の発想を取り入れるともっと面白くなる 快歩が語る私の広告観

快歩さん

King GnuやOfficial髭男dismなど、さまざまなアーティストから支持を集める特殊メイクアップアーティストの快歩さん。独特の世界観から、映画、広告、ファッションなど幅広いジャンルで活躍する快歩さんが思う、広告のクリエイティビティについて話を聞いた。

“特殊メイク”のイメージを覆す独特な世界観で注目が高まる

特殊メイクを軸に、グラフィック、アートディレクションなど、独自の世界観を追求した作品で、従来の特殊メイクアップアーティストの枠を超え、多彩な活躍を見せる快歩さん。現在27歳で、プロとして仕事を始めて、まだ10年ほどだが、2020年にオーストラリアで開催された特殊メイクの世界大会「WBF 2020 World Championships Special Effects Makeup」で3位に選出されるという実力の持ち主だ。直近では、「FORBES JAPAN 30 UNDER 30 2024」のひとりにも選ばれた。

特殊メイクと言うと、ホラー映画に出てくるゾンビなどのイメージが強いかもしれないが、快歩さんが得意とする表現は、ゴシックファンタジーの要素を取り入れたポップな世界観。ティム・バートン監督の作品を見て特殊メイクに興味を持ち、調べていくうちに、その面白さにはまっていったと言う。

子どもの頃からものづくりが好きで、高校はデザイン科に入学。映画やマンガなどをひたすら見てインプットしながら、自身の作風を模索した。印象深かったのは、特殊メイクの技術を学ぶために入学した専門学校で臨んだ初めての課題。...

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