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米国広告マーケティング事情

ブランデッド・コスチュームにホラー映画CM 今年の米国ハロウィーンの傾向は?

松本泰輔

全米小売業協会(NRF)は9月19日付のプレスリリースで「2024年ハロウィーンの全米支出は前年対比約5%減の116億ドルと予測した。NRFのアンケート調査によると「米国民の72%がハロウィーンを祝う」という結果が出ている。NRF副会長のキャサリン・カレン氏は「小売業者にとっては冬の年末商戦に向けて弾みをつける大事な時期」と述べた。本号ではハロウィーンのマーケティング活用事例をまとめた。

ファーストフードを中心にブランデッド・コスチュームが流行

ファーストフード・チェーンにとってハロウィーンは集客・拡販の絶好の機会だ。今年特に目立ったのが自社でつくる「ブランデッド・コスチューム」。以前にも有名なお菓子の形やロゴマークを入れた着ぐるみを自作する人がいたが、企業が正式に製作・販売する例が増えた。

ヘルシーなメキシカン料理として人気のある「チポトレ」は2022年、「フォーク」と「ナプキン」のボディスーツをつくりInstagramに掲載したところ、いいねが7万人からつく反響を得た。今年は新たに3種類を加え、初のチポトレ公式コスチュームをハロウィーングッズ専門店で販売した。他のチェーン店も同様に、公式ハロウィーンコスチュームを製作し話題を呼んだ。…

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