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いま、必要なマーケティング部門の組織と人材戦略

アジャイル型組織で意思決定のスピードを加速 三井住友カードのデータ利活用戦略

白石寛樹氏(三井住友カード)

クレジットカードの決済データには、利用者の属性や購買行動など、膨大な情報が蓄積されている。三井住友カードではこのデータを活用し、2019年よりキャッシュレスデータの分析サービス「Custella(カステラ)」を提供してきた。2017年、統合マーケティング部内で8名の社員から始まったデータ戦略のチームは、2020年に正式にデータ戦略部として発足。この4年間でキャリア採用を中心に人員の拡張をはかっている。

5年で8名から150名に拡大半数以上がキャリア採用

約2000万会員、年間取扱金額約12兆円にのぼる決済データを保有する三井住友カード。同社は2019年、その膨大なデータを、個人・加盟店が特定できないよう統計化し、さまざまな切り口で分析することができるマーケティング分析支援サービス「Custella」をリリースした。

マーケティング本部でデータ戦略ユニット長を務める白石寛樹氏は、同サービスの立ち上げと部門設立の背景をこう語る。

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