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いま、必要なマーケティング部門の組織と人材戦略

コロナ禍の閉塞感で「動く領域」を変える決意 ビジネスに近い領域で、スキルを拡張する

中川諒氏(Droga5, Accenture Song)

かつては全く異なる業種と思われていた「コンサルティング会社」と「広告会社」。いまそれぞれがクリエイティブやコンサルティングの領域を拡張し、時にはビジネス上のパートナーや競合として浮かび上がり、また相互の転職者も増えているという。電通からDroga5に転職した中川諒氏は、電通所属時代から書籍の出版をするなど様々な領域でスキルや経験を拡張してきたクリエイターのひとり。同氏のキャリアについて話を聞いた。

Droga5, Accenture Song
クリエイティブディレクター
中川諒氏

1988年生まれ。幼少期をエジプトとドイツで過ごす。慶應義塾大学環境情報学部を卒業後、2011年に電通に入社。ヤングライオンズ、ヤングスパイクスPR部門の日本代表に選出、TCC新人賞を受賞し、社内の転局試験に合格。入社8年目に営業から念願のクリエイティブ局に異動。Googleにクリエイティブディレクターとして出向し、シンガポールとシドニーで勤務。2023年より現職。著書に『発想の回路』(ダイヤモンド社)、『いくつになっても恥をかける人になる』(ディスカヴァー21)、連載に『赤恥研究所』(BRUTUS/マガジンハウス)がある。「恥研究家」としても活動し、企業や教育機関での講演やワークショップを行う。

狭義の「広告」だけでなくアイデアを生むことに興味

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