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言語学の視点

こんなに使える言語学:商標編

堀田秀吾氏(明治大学)

言語学を応用することで識別力のある商標を生み出す方法

商品やサービスを表す「商標」は大切な広告コミュニケーションのひとつです。商標のもっとも大切な機能は「(自他)識別力」。簡単に言うと、名前が特定の製品やサービスを指し示す強さの度合いです。

例えば、「特茶」と言えば、サントリーが出している特定保健用食品の飲料を消費者は思い浮かべます。この場合、「特茶」という単語と指示対象(言葉が指すもの)の商品やサービスとの間に強い結びつきがあります。この結びつきが強ければ強いほど、強い識別力を持った商標となり、逆に、結びつきが弱いほど、識別力が弱い商...

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