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生成AI時代のブランドセーフティを考える

デジタル広告のCPAは4割改善 SOMPOダイレクトの不正トラフィック対策

白石真那斗氏、鈴木雅享氏、今井浩貴氏(SOMPOダイレクト)

不正な手法によって広告のインプレッションやクリックを水増しし、広告報酬を搾取するアドフラウド。その手法は年々巧妙になり、2023年の国内のアドフラウド被害額は1600億円を超えたと予測されている(※)。ネット型の損害保険を提供するSOMPOダイレクト(旧セゾン自動車火災保険)では、2023年よりアドベリフィケーションツールを導入した不正トラフィック対策に着手。導入後の効果について、話を聞いた。

※Spider Labs「2023年アドフラウド調査レポート」より。

推定被害金額は1000万円以上 喫緊の課題としてツールを導入

SOMPOグループでネット型損害保険を展開するSOMPOダイレクトでは、2023年1月から不正トラフィック対策に着手した。同領域を担うのはマーケティング部のプロモーショングループ。所属する8名がマス・デジタル双方の広告企画やメディアプランニング、運用を担当している。

「当社の広告費全体におけるデジタル広告費の割合は、ここ数年は30~40%程度でした。しかし、その割合が2024年度は増えて、50%を越えています。デジタル広告単体の多額な投資総額を考えても、説明責任に対して明確に答える必要が強まっていました」と白石氏は話す。…

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