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言語学の視点

人は「有標」なものに目が向く

堀田秀吾氏(明治大学)

人間の認知の大原則を知り、心に残ることばを届ける

「心に残る」とはどういうことでしょう?広告コミュニケーションでは、ジワジワと後から効いてくるようなものではなく、初見で目を引き、印象に残るものが大切になってきます。

そこで有用になってくるのが、「有標・無標」という、人間の認知に基づいた反応を呼ぶ表現です。

「有標」というのは、与えられた文脈において、「非標準」「逸脱している」「独特」した存在のこと、「無標」というのは、与えられた文脈において、「一般的」「中立的」「標準」した存在のことを指します。

例えば、麦茶は普通は茶色です...

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