デジタルの世界で知名度を確立させたブランドがさらなる顧客との接点拡大を目指したり、従来は人的営業中心だった企業が、テレビCMの活用に踏み切る機会があります。なぜテレビCMを選んだのか。初めて出稿する際に、どのような戦略を持って臨んだのか。担当者に話を聞きます。
体の不調が発生した際、病院に行くべきかどうか迷うことは多い。そんな時、簡単な質問にアプリを通じて回答するだけでその症状に関連のある病名や、適切な診療科・近隣の医療機関などを調べられるのが、症状検索アプリ「ユビー」だ。
同アプリを提供するUbieは、ミッションに「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」を掲げ、生活者向けサービスのほか、医療機関、製薬企業それぞれに向けた医療をより効率化、適切化するためのサービスを提供している。
同社はこれまで、「ユビー」への集客ではSEM(サーチエンジンマーケティング)に力を入れてきた。具体的にはSEO対策やリスティング広告を用いることで、「お腹が痛い」「頭が痛い」などの症状で検索すると、「ユビー」が上位表示されるようにした。
これらの施策の結果、「ユビー」への流入は増加したものの、新たな課題も出てきたと、同社でマーケティングを担当する髙原康生氏は話す。
「おかげさまで、1カ月あたり約1000万人の方に『ユビー』を利用していただけるようになりました。一方で、...
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