広告マーケティングの専門メディア

           

宣伝担当者が知っておきたいクリエイティブの基本

「共通話題」を見つけて「乗っ取る」! 会話を広げるSNS広告

大山英輝氏(ADKマーケティング・ソリューションズ)

マス広告は正装でステージに、SNS広告は普段着で隣に

まずマス広告とSNS広告の役割について考えてみます。マス広告は、ブランドメッセージの根幹を発信する役割。マス媒体では生活者は受動的になり、尺も限られていることから「端的で強いクリエイティブ」が必要です。一方でSNS広告は、メッセージをより詳しく語り、メッセージへの「共感」を生活者から表面化させ拡散させる役割。SNS媒体は生活者が発信者となる能動的なメディアなので、SNS広告ではマス広告やブランドの世界観そのものへの、共感的な感情を引き出す施策を目指します。マス広告では正装でステージに立って発言し「より多く人の心に残る」ようにする。SNS広告では普段着で隣に座って会話し、「会話の輪をできるだけ広げる」というような感覚とも言えます。

例えばマスでは15秒のCMを展開し、SNSでは制作の舞台裏やコメントなどを募る企画を同時に展開する。このような2つの異なる質のコミュニケーションを各媒体で効果的に同時に展開することができれば、新商品発売時のキャンペーンの垂直立ち上げに特に有効です。

...

あと80%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

宣伝担当者が知っておきたいクリエイティブの基本 の記事一覧

「共通話題」を見つけて「乗っ取る」! 会話を広げるSNS広告(この記事です)
いまや何を知るにも入り口はSNS ターゲットに届けるための3つのポイント
SNS広告の秀逸事例
パートナーの力を最大限に生かす!ベストなコミュニケーションを生むクリエイターとの関わり方
オリエンの精度を高める!PESOモデルの施策を推進する生活者視点に立ったオリエンシートづくり
「ひと」の行動につながるブランドコンセプトのつくり方
ステークホルダーとブランドを繋ぐ広報活動と「コンセプト」
コンセプト策定の秀逸事例
制約のつくり方が「おもしろい」のカギ「生成AIの回答はつまらない」を打ち破る!
1万枚の画像生成を実現したLIFULL 企業が生成AIを活用する際の心得とは?
嘘をつく生成AIだからこそ常識に囚われない創造的思考が可能に
生成AIはサポートツールにすぎない 本質的な価値を生み出せるのは人間が持つ「軸」
一番に伝えたいのは商品の良さ コミュニケーションの中にメッセージを込める
宣伝会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する