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最新「テレビ広告」戦略

「ファンケルだから」を醸成するには?テレビCMで伝えるブランド力と企業価値

重盛美香氏(ファンケル)

「えんきん」や「内脂サポート」、「カロリミット」シリーズなど、そのテレビCMで流れる楽曲も印象的なファンケル。2024年4月、同社初となる30歳前後向け無添加スキンケアブランド「toiro(トイロ)」のプロモーションにも、テレビCMを活用した。その狙いと、今後のCM戦略の展望について話を聞いた。

新商品は30歳前後向けアイテムテレビCMで世界観を訴求

ファンケルは2024年4月、無添加の新スキンケアシリーズ「toiro(トイロ)」の発売に伴うテレビCM「一人十色」篇の放映を開始した。15秒、30秒の短尺だけではなく、ストーリー性のある60秒CMも放映。さまざまな生活シーンを描き、杉咲花さんが「がんばる私、がんばらない私」「大人な私、大人になりきれない私」と「一人十色」というコンセプトを表現した。

同社の化粧品の中心顧客層は40代から50代。より幅広い年代層にアプローチするため、調査を行ったところ、若年層に肌の不調を悩みとしている人が多いことが分かったという。そこで今回の商品開発では30歳前後をターゲットに設定。広告コミュニケーションにおいても、20~30代の女性へのヒアリングを起点に、これまでよりも若い層を対象にしたクリエイティブを目指した。...

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