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最新「テレビ広告」戦略

出稿の目的は「リクルート」に絞る!BtoB企業、長期発展のためのテレビCM活用

大島幸男氏(大島BtoBコミュニケーションズ)

社名やサービスの認知度向上を図り、営業活動やエンゲージメントの向上にも好影響を与えるテレビCM。1991年から30年以上にわたり年末年始に出稿を続けている村田製作所で、長年広報・広告に携わってきた大島幸男氏が、BtoB企業がCM出稿する際のポイントを解説する。

「商品を売る広告」が別の大きな効果を上げている

BtoC企業は日々テレビでCMを流しています。「BtoC企業は、一般社会に商品を売るためにCMが必要」だが「BtoB企業は、一般社会に売らないからCMが不要」というのが、おおかたの認識でしょう。

しかし「商品を売る広告」が、実は別の大きな効果を上げていること、つまり認知度やイメージを高めて、就職意向に大きく結びつけていることに注目すると、BtoB企業が広告を使うべき理由も見えてきます。

インターネットで「就職希望ランキング」を検索すると様々な機関の調査データが出てきます。共通していることは「就職希望の上位100社、時には200社の中にさえBtoB企業がほとんどランクインしていない」ことです。これはBtoB企業が社会から存在を全くといってよいほど、意識されていないためで、このままでは人材の確保に後れを取り、将来の経営が危うくなりかねません。一般社会に売る商品を持たないBtoB企業こそ「戦略的に会社を社会に売る」活動をしなければなりません。

若者はもっぱらSNSで情報を取るのだから、...

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