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経済学の視点

早期離職を防ぐ「情報」のあり方

佐々木 勝氏(大阪大学)

マッチング精度を向上させる「リファラル採用」とは

新年度が始まって3カ月が経った。新たな配属先に着任した新入社員はもう社会人生活に慣れた頃であろう。その一方で、「思っていた仕事内容と違う」、「上司や同僚とそりが合わない」などの理由から早々と退職し、新たな仕事を探している新社会人もいるのではないか。5月の連休明けには、退職代行サービスへ依頼殺到のニュースをよく耳にした。自ら申し出て退職した人も含めると、数はそれなりに多いのかもしれない。

厚生労働省は、2020年3月に卒業した大学生と高校生の離職率を2023年10月に公表した。高卒の場合、1年以内の離職率は15.1%、3年以内は37...

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