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宣伝担当者が知っておきたいクリエイティブの基本

オリエンの精度を高める!PESOモデルの施策を推進する生活者視点に立ったオリエンシートづくり

篠田大輔氏(味の素)

1~2カ月早い段階でコミュニケーション担当がジョイン

味の素社では2023年4月、既存の「広告部」が持っていたクリエイティブ機能とマーケティング機能を統合させた「マーケティングデザインセンター」を設立しました。目的のひとつは、生活者視点のマーケティングに立ち戻ること。その大きな流れのひとつとして、今回のテーマである「オリエン」の手法も大きく変えました。

まずオリエンシートを作成するプロセスを刷新し、事業部がオリエンシートを書くタイミングで私たちが加わるようになりました。

従来は私たち社内のクリエイティブ担当のチームが、商品ブランドを担う事業部の担当者が制作したオリエンを元にして、広告会社に向けたオリエン資料としてつくり直していたのです。これまでより1~2カ月早く事業部の業務にクリエイティブ担当がジョインし、ブランドの設計時点から、コミュニケーションのゴールを見据えるようになりました。クリエイティブ担当も含めた複数の担当者が意見を出し合い、オリエンシートの精度を高めていく。以前よりひとつのオリエン制作にかける時間は長くなり、後述の内容の見直しで制作の難易度も上がりましたが、...

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