広告マーケティングの専門メディア

           

マーケター脳を鍛える!トレーニング指南

マーケター厳選の横文字10単語を紹介!現代・デジタルマーケティング用語の基本

青山友樹氏(Hakuhodo DY ONE)

マーケティング業界では、業界ならではの用語が多くある。特にデジタルマーケティングに関する用語は横文字が多く、新任の方は戸惑うことも多いのでは。そこで新しくデジタルマーケティング担当になった人にもわかりやすく理解できるよう、Hakuhodo DY ONE 執行役員の青山友樹氏が解説する。

変化の激しい時代ですが、私は時代が変わっても変わらない、マーケターの基礎スキルは「妄想力」だと思います。「こうやったらうまくいくのではないか?」「もしかして、うまくいかないのはあれが原因なのではないか?」このように発想することから、マーケティングは始まります。仮説を継続的に磨き続けることで、ユニークでワクワクするアイデアが生まれ、それが生活者に新しい価値を提供することにもつながるのです。

一方、時代が変わる中で新たに必要とされているマーケターに必須な基礎スキルは、「生成AIへの対応と人間性への回帰」ではないでしょうか。生成AIは間違いなくマーケティングを大きく変える、現代の新たな潮流です。すでに生成AIが搭載された多くのマーケティングツールが登場し、 プランニングや制作の現場を変え始めています。ぜひ積極的に活用し生成AIの特性や進化を理解しましょう。そして「AIには代替不可能な、人間だからこそ生みだせる価値は何か?」 という問いに向き合いながら、人間らしい仕事をしていきましょう。

さて、ここからは、最近異動になった新任の担当者にも伝わるよう、デジタルマーケティングに関わるすべての人が知っておきたい10の単語を解説付きで紹介していきたいと思います。


➊ KPIツリー

KPIツリーとは、目標を因数分解し具体的な指標に分けて展開する方法です。例えば、企業の重要目標が「売上の増加」であれば、その下位指標には「顧客数の増加」「平均購入額の増加」「リピート率の向上」などがあります。各指標をさらに細分化し、ボトルネックを特定して具体的なアクションプランにつなげることで、効果的な目標達成に向けた業務遂行が実現できます。KPIツリー自体はデジタルマーケティング以前からある言葉ですが、特にデジタルマーケティングと相性がよく、必ず覚えておきたい思考方法です。…

あと80%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

マーケター脳を鍛える!トレーニング指南 の記事一覧

重要なのは実現できるかどうかではない まずはどう活用できそうか自由に考えてみる
マーケター厳選の横文字10単語を紹介!現代・デジタルマーケティング用語の基本(この記事です)
万能なマーケティング・フレームは存在しない 使うべきでないケースを正しく見極めよう
プロジェクトマネジメント力を鍛える!実践を積んで自分なりの理論を蓄積していく
マーケターにとって大切なのは人間力! EQがマーケターを進化させる
米国最大規模のマーケティング特化型カンファレンス 「POSSIBLE2024」で語られた米国マーケターの関心事
グローバルで見える、未来の潮流 キダルト、生成AI、世代を超えたつながり…世界の重要な5つの最新トレンドとは?
日本の家族消費のいま 進化する子育て家族の「これから」を捉える新定番の「ダブルス夫婦」とは?
少し先の日本で起こりそうな世界のトレンド 小さなうねりがマジョリティを巻き込む流行に 日本が特に遅れをとるサステナビリティの動向
インプットが変わればおのずとアウトプットも変わる
資本主義と自然、大企業とスモールビジネス いつも何かの「狭間」で生きる
旅行のたびにアップデートされる古い価値観 異国の日常から、世界のいまに触れ続けたい
ミレニアル世代攻略と次世代マーケター育成 AmexのCMOに聞く、マーケターの役割
「マーケティングの筋力」を鍛える私のトレーニング(1)
「マーケティングの筋力」を鍛える私のトレーニング(2)
「マーケティングの筋力」を鍛える私のトレーニング(3)
宣伝会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する