「データ活用」と言われても、そもそも「数字が苦手」という意識を持つ人も多いのではないだろうか。そんななか、バンダイナムコグループでは「データユニバース構想」を掲げ、グループ横断でのデータ活用に注力。その中核を担うバンダイナムコネクサスは、データ基盤構築からデータをビジネスに利用して事業利益を拡大していくことに取り組んでいる。今回、同社 データ戦略部の山下吐夢氏が、データ活用スキルの伸ばし方やデータに触れる際の心得について解説する。
マーケティングデータ分析へのAI活用は重要トピックに
私のチームは主にマーケティングデータを利用したプロモーション分析、市場分析の統計モジュールなどのマーケテックソリューションの内製化、さらにはゲーム領域を中心とした事業実装を推進しています。私の日々の業務が少しでも読者の皆さまの参考になれば幸いです。
さて、私は時代が変わっても変わらない、マーケターに必須な基礎スキルは、次の2つだと考えています。
①現在、事業にとって重要なユーザーが誰なのかを定義できること
②そのユーザーのインサイトを知るためのアクションができること
毎年、新しい商品やサービスがあらゆる業種で生み出されており、それに伴い新規ユーザーの増加や、別サービスへの乗り換え...
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