本稿では、『宣伝会議』の連載「急成長スタートアップ企業に聞く!『わが社のマーケティング戦略』」でこれまで掲載した4社のマーケティング部門の組織体制やミッションをまとめた。
greenbrewing(煎茶堂東京/東京茶寮)
社会や経営状況に合わせたスピーディな意思決定
同社のマーケティング活動は青栁氏と取締役の谷本氏の2人で行っている。PDCAの回転も速く、社会や経営状況にあわせ、その都度方針をスピーディに決定しているという。「思いついた施策はすぐ実行に移すことが多いです。上手くいくかどうかはあまり考えません。戦略立案時の意思決定の指標として大事にしているのは、その施策は“顧客にとって価値があるか”ということ。それを軸にして考えることで意思決定はスピード感を持って行うことができるのだと思います」(青栁氏)。
●従業員数 | 10名(アルバイト含む) |
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●事業概要 | 「美味しいお茶のある暮らし」における企画・製造・卸・小売業 |
●回答者 | greenbrewing 代表取締役 兼クリエイティブディレクター 青栁智士氏 |
→青柳氏へのインタビューは『宣伝会議』2023年1月号に掲載 |
Morght
組織全員がスペシャリスト兼ジェネラリスト
Morghtは全社員が複数のプロジェクトをディレクションするコントロールタワーとして機能している。「役割を職種名等で明確にしてしまうことで、個々人が無意識に業務の線引きをしてしまうことを避けたく、決め込まないようにしています。マーケティング部門のメンバーは、それぞれ責任者...
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