ポーラが顧客起点のマーケティング基盤を構築、組織横断のプロジェクトが成功
他部門に点在する顧客接点で得られるデータを統合し、一人ひとりのお客さまにとってより良い体験を提供しようとするマーケティングの取り組みは、大手各社で進んでいる。データの先にあるのは人の気持ち、だからこそデータ活用のプログラムは、常にお客さまと相対してきたマーケティング部門がリードするケースが多い。
注目51社の今期の戦略がわかる!広告・マーケティング部長アンケート
本稿では、『宣伝会議』の連載「急成長スタートアップ企業に聞く!『わが社のマーケティング戦略』」でこれまで掲載した4社のマーケティング部門の組織体制やミッションをまとめた。
同社のマーケティング活動は青栁氏と取締役の谷本氏の2人で行っている。PDCAの回転も速く、社会や経営状況にあわせ、その都度方針をスピーディに決定しているという。「思いついた施策はすぐ実行に移すことが多いです。上手くいくかどうかはあまり考えません。戦略立案時の意思決定の指標として大事にしているのは、その施策は“顧客にとって価値があるか”ということ。それを軸にして考えることで意思決定はスピード感を持って行うことができるのだと思います」(青栁氏)。
●従業員数 | 10名(アルバイト含む) |
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●事業概要 | 「美味しいお茶のある暮らし」における企画・製造・卸・小売業 |
●回答者 | greenbrewing 代表取締役 兼クリエイティブディレクター 青栁智士氏 |
→青柳氏へのインタビューは『宣伝会議』2023年1月号に掲載 |
Morghtは全社員が複数のプロジェクトをディレクションするコントロールタワーとして機能している。「役割を職種名等で明確にしてしまうことで、個々人が無意識に業務の線引きをしてしまうことを避けたく、決め込まないようにしています。マーケティング部門のメンバーは、それぞれ責任者...