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宣伝会議賞

クリエイター100名に聞く一次審査講評(2)

『宣伝会議』3月号誌上で発表となった一次審査通過者。全応募作品の中から初めの関門を通過したのは、わずか1.06%。審査を担当した、広告界の最前線で活躍するクリエイターの皆さん100名の講評をお届けします。

TUGBOAT2
道面宜久

応募された皆さん、お疲れ様でした。たくさんの数の中であっても、良いものは光っているものでした。今回も大いに刺激を受けました。

KAZA2NA
中尾孝年

頑張って書いたのに、結構自信あったのに、コピーが一次審査を通過しなかった、あなた。その頑張りと悔しさが、未来のあなたをつくります!落ち込んでいる暇はない。さあ、鉛筆握って立ち上がれ!!

Wunderman Thompson Tokyo
中野ほの

今年もたくさんのコピーを見ながらいろんな感情になりました。ムフッて笑ったり、惜しい!と思って悔しくなったり、嫉妬に近いものも。審査中はちょっと情緒不安定かも。そんな中で爽快な気分にさせてくれるコピーに出会うのが好きです。よく言ってくれた!それだ!という感じ。来年も楽しみです。ありがとうございました。

大広WEDO
成田倫史

暴れ気味にいくのか。はみだすのか。どう個性を出すかが難しいところです。でも、あなただけの視点を見つけた人が最後は光るのかなぁと思いました。皆様、お疲れさまでした。そして受賞者の皆様、おめでとうございます。

電通名鉄コミュニケーションズ
成瀬雄太

やはり短いコピーがいいと思った審査でした。書けた!と思ったら、そこからコピーをさらに書いてみる。自分で文字制限を設けたり、視点を変えたりして。個人的には、その時間がいちばん辛いけれど楽しい時間だと思ってます。

Wunderman Thompson Tokyo
新沢崇幸

ケネディ大統領はなぜ人を月に送るかを、こう説明しました。““not because they are easy, but because they are hard.(それが簡単だからではなく、困難だからだ)””言葉には本当に人を動かす力があります。変革の時代にこそ。

BASE
西島知宏

宣伝会議賞おつかれさまでした。今年も、宣伝会議賞ならではの荒削りだがハッとするような視点、表現のコピーに出会え、大変刺激をもらえました。1次を突破したコピーはそれだけで優れたものだと思いますので、受賞の有無にかかわらず自信を持ってコピーライターとしての道を歩んでいって下さい。

タイガータイガークリエイティブ
西脇 淳

情報であふれる世の中。コミュニケーションのスピードは上がっています。視聴者・読者の目にとまるために「深く、短く、新しく」という基準を置いてみるのはどうでしょう。その商品の何に人はひかれるのか、深く本質を探究する。必要のない言葉は削ぎ落とす。新しい言い方、伝え方を発明する。簡単なことではありませんが。

ADKマーケティング・ソリューションズ
野原ひとし

たくさんのご応募ありがとうございました。たくさん考えることは大切ですが、たくさん応募する必要はありません。コピーは質です。物量は意味がありません。1案だけでいいんです。しっかり考えて書かれたコピーを審査員は見逃しません。そんな珠玉の1案がたくさん集まる宣伝会議賞にしたいですね。

電通
野原靖忠

年々歳々審査するコピーの数が増えていきます。驚くほどです。それを1本1本見て考えて判断する作業は少々骨の折れることなのですが、反面たのしい作業でもあります。私が想像もしなかった「新しい景色」を見せてくれるコピーを見つけるとしあわせな気分になります。今回もたくさんのご応募ありがとうございます。

電通
橋口幸生

アワードは結果そのものより、総括が重要だと思っています。受賞した人は、何が勝因だったのか?受賞を今後にどう活かすか?受賞できなかった人は、何が敗因だったのか?どうすれば来年、受賞できるのか?などなど⋯結果はどうあれ、良い総括は、大きな成長につながるはずです。皆様、お疲れ様でした!

新東通信
長谷川裕晃

発想の着眼点。いい意味での裏切り。課題に対する向き合い方。どれだけ時間をかけたかより、どれだけ深く考えたか。同じコピーがほとんどを占めるなか、キラリと光る言葉が出てくるとニヤリとします。上手くなくても、人の心は動くはず。今年もいい言葉との出会いがありました。ありがとうございました。

電通
濱田雄史

僕の周りで受賞したことのあるうちの二人はダンボール一箱、コピーを提出してました。(昔は、紙に出力してたので⋯)最初は、自分で良いコピーを選べないと思いますし、自分の良いコピーを知るためにもたくさん出してみるのは、勉強になると思います。受賞の確率も上がりますし。頑張ってください!

電通
林 尚司

長くこの審査をしているが、ずっと「もっとおもしろいものを!!」と言い続けてきた。もちろんそれも大事。めちゃくちゃ大事。でも今年は、「商品への落とし方にもこだわれ!」とあえて言いたい。この間、結構ベテランのCMプランナーに「商品に落ちてるって?」と聞かれて、僕はガックリしているもので。

シカク
原 晋

数多くのコピーが並ぶ中でも、切り口の異なるコピーはいつも手が止まります。世の中に出た時にどんな効果を発揮するのか。受け手のことに思いが及んでいるコピーは応援したくなります。受賞まで辿り着いたらいいなと思えるコピーに出会える楽しみが、今年もありました。

夢の稗田
稗田倫広

コピーを楽しんで書いているか、見る人を面白がらせてやろう、と思っているか。いいコピーうんぬんの前にこの気持ちがあるかどうかって結構大事な気がします。そうじゃないと、自分の言葉にならないし、正しいけどつまらない表現になりがちなので。僕も仕事でスタックした時は、この問いに立ち戻るようにしています。

電通九州
左 俊幸

宣伝会議賞ぐらいの応募数になると、自分で「すごい!」と思えるコピーやアイデアでも他人と被りまくってる可能性が大ですので、そこから...

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