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最新・屋外・交通(OOH)メディア活用術

媒体社の共同によるエリアのメディア化がOOHの新しい価値や表現方法をつくる

小林寛昭氏(アド近鉄)

アド近鉄
メディア本部
大阪交通メディア部 課長
小林寛昭氏

2007年入社。交通メディア全般を取り扱う部署にて営業、仕入れの業務を経験した後、近鉄線メディアの開発・マネジメントを行う部署を経て、現在は代理店の窓口として近鉄線メディアの販売に従事。OOHならではの魅力を発信し、OOHメディアの価値向上に取り組んでいる。

    Q コロナ禍を経て、改めて感じるOOHの価値とは?

    A 「偶然出合うこと」や「特定の場所で出合うこと」の価値を捉えた出稿が増えている。

    外出制限の影響により閉塞感を感じていた状況をようやく乗り越えようとしている今、「リアルで体感できるOOHとの偶然の出合いが、人々にワクワクや感動を与えられること」が“OOHならではの価値”として再認識されたように感じています。

    例えば、当社が扱っている事例では、アイドルやアニメキャラに対する“推し活”の新形態として普及しはじめている応援広告や、卒業生・受験生に対して感謝や新生活への応援メッセージを贈るメッセージ広告などの出稿が増えています。そういった企画は、どこからでもアクセスが可能なWeb上ではなく、応援するアイドルの地元や学校・受験会場までの動線上など、特定の場所で出合うことに意味があり、“OOHならではの価値”を捉えていると...

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