マンダムは2月に誕生した「ギャツビー」ブランドのスタイリング新シリーズ「メタラバー」の販売開始にあわせて、全国主要5都市にてOOHメディアを活用。さらに、メタバース空間「バーチャル渋谷」でも“屋外広告”を掲出した。新シリーズの発売にあたり、OOHを活用した狙いについて、マンダム ブランドマーケティング一部の関田航平氏に聞いた。
ロングセラーブランドが新シリーズを立ち上げた理由
マンダムはメンズコスメブランド「ギャツビー」から、2月20日にスタイリング新シリーズ「メタラバー」を発売。発売と同時にプロモーションとして、札幌・東京・名古屋・大阪・福岡の全国5都市で大型ビジョンを活用した屋外広告を展開。大型ビジョンでは、アーティストであるEveさんが書き下ろしたタイアップ楽曲「虎狼来(コロロン)」を使用したプロモーションムービー「誕生」篇を放映した。
また、同じく20日から「渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト」が立ち上げた都市連動型メタバース「バーチャル渋谷」内の計35カ所に広告を出稿し、大型ビジョンにはプロモーションムービーやキービジュアルが掲出された。
「メタラバー」は、「超ラクに、超自在に、超キマる」をキャッチコピーに、“現代をスマートに生きる若者”をメインターゲットに据えて開発されたスタイリングシリーズ。「ギャツビー」ブランドでは、ヘアワックスシリーズ「ムービングラバー」が2006年の発売以降、男性を中心に多くの人に愛用され続けてきた。
そんな「ギャツビー」ブランドにスタイリング新シリーズを加えた理由について、「ギャツビー」のコミュニケーション戦略を担当する関田航平氏は、「若年層が“かっこいい”と思う対象が多様化している点が理由のひとつです。以前は“圧倒的なカリスマ的存在”を皆がかっこいいと思う傾向があったのに対し、現在はアイドルや俳優だけでなく、YouTuber、さらにはもっと身近な存在へと対象が広がっている。多種多様な現在の若年層の“かっこいい”に応えられるよう、よりZ世代を筆頭とした若者に向けた新シリーズを立ち上げました」と話す。
「メタラバー」では、Z世代に対して影響力を持つ新進気鋭のメンズサロン『fifth』や、アパレルブランド『Younger Song』を手掛けるクルーたちと共に、ヘアスタイルや商品の提案に加え、メンズヘアシーンを盛り上げることを目的に様々な取組みを...