デジタル化の神髄は可視化 サイロ化するマーケをつなぐ提案を
Wunderman Thompson Tokyoは、2019年にブランディングとクリエイティブに強みを持つJ.Walter Thompson Japanとデジタルマーケティングに強みを持つWundermanが合併して設立された会社だ。「両社が持つ強みを掛け合わせ、クリエイティビティ・CX・データ&テクノロジーを組み合わせた、エンド・トゥ・エンドのソリューションを提供することを目指している」と同社・CEOの鈴木瑛氏は背景を説明する。
広告会社としてテレビCMなどの企画も手掛けるが、同社が重視するのが、クライアントのなかで、サイロ化しがちなマーケティングの各種機能・施策に横串を刺すトランスフォーメーションを推進すること。
「私は、デジタルの神髄とはすべてのものが可視化されていくことにあると考えている。あらゆる成果が可視化されていく時代においては、広告会社にはこれまで以上に、投資に対する説明責任が求められている」と鈴木氏。同社は“グロースパートナー”を標ぼうするが「企業側が持っている売上や企業価値といった可視化可能な企業の成長にしっかりとコミットしていく」(鈴木氏)という。
新体制でのスタートを切り3年半が過ぎ、東京オフィスでも...