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複数チャネルの横断管理を実現したAnyMind Groupのソリューション群

AnyMind Japan

企業規模の大小問わず、D2C事業の立ち上げが増えている。その販売チャネルとして多くの企業が採用しているのがECだ。事業の成長を考えれば、他社のECモールや自社サイトなど、複数の販売チャネルの活用が必要だが、個々のチャネルごとの分析に高い専門性が求められたり、複数のチャネルを横断しての効果把握が難しかったり、といった課題の声も聞こえてくる。ここでは、EC/D2C領域のエキスパートであるAnyMind Groupに、担当者の課題の解決する方法を聞いた。

AnyMind Japan
Product Sales&Marketing
Regional Head of Marketing
作増志郎氏

複数チャネル管理の複雑化 企業が抱えるEC領域の課題

世界中でEC市場の規模は拡大を続けている。国内でもコロナ禍の影響で、販売チャネルのオンラインシフトを強化する企業は多い。

しかし、課題になるのが、各ECチャネルにおけるマーケティング活動の最適化において、リソースやノウハウが不足していることだ。

国内外のEC/D2Cビジネス事情に精通するAnyMind Japanの作増志郎氏は、企業が直面している課題の背景について、販売チャネルの多様化をはじめ、マーケティング戦略において意思決定すべき選択肢が格段に増え、管理が複雑化したことが原因だと話す。

「少し前までは、自社製品をECモールで販売していた企業も、Shopifyのような企業の出現により、誰でも自社ECを構築できるようになりました。これにより、複数の販売チャネルを横断的にマネジメントする必要が生まれています。マーケティングの4Pのプレイスが多様化すれば、各チャネルに合わせた最適なプロモーション施策や価格設定も考え、実行する必要性が生まれる。つまり、4つのPすべての施策の効果を管理しなければならない状況なのです」(作増氏)。

アジアを起点に事業拡大 成功事例の横展開も強み

企業がECサイトを運営するうえで抱えるこのような課題に対して、プロの知見から解決策を提案しているのが、AnyMind Groupだ。

同社は、ブランドコマースとパートナーグロースの大きく2つの領域で事業を展開する企業。ブランドコマース事業の特長は、ECやD2C領域を中心としたブランド設計・企画、生産管理、ECサイト構築・運用、マーケティング、物流管理をワンストップで支援するプラットフォームを開発・提供していることだ。そして、パートナーグロース事業では、自社プラットフォームを活用した収益化及びブランド成長に向けた支援サービスも展開している。

「当社は日本に限らず、中東や東南アジアを中心に13カ国・地域でソリューションを提供しています。また、社員の3分の1以上は外国籍。世界のトレンドを踏まえたビジネス支援ができる他、アジア地域への進出を考える企業の要望にも応えることができます」(作増氏)。

2016年のシンガポールで創業以来、アジアを起点にグローバルな事業展開を続ける同社。作増氏は、現在の日本の状況も事業拡大の追い風になっていると話す。

「日本では人口減少や物価上昇が著しく、海外市場に挑戦する企業も増える昨今の状況も、当社が支持される理由です」(作増氏)。

ECチャネルの課題を一気通貫で解決する「AnyX」

あらゆる側面から企業のマーケティング活動を支援するAny Mind Groupだが、昨今のECチャネル戦略を取り巻く企業の課題解決に特化しているソリューションが「AnyX」だ。

「AnyX」は、複数のECチャネルを一元管理して、運営を最適化するECマネジメントプラットフォーム。複数の販売チャネルを横断しての収益管理だけではなく、広告効果、物流、CRM、購入後のカスタマーサポートに至るまで、ブランドを支える諸要素を一気通貫でマネジメントできる。

各国の現地事情に精通したスタッフによる越境EC支援や、EC運営代行も行っているため、先述のEC担当者の課題であるリソースとノウハウ不足がカバーされる。

「『AnyX』が付与しているIDを活用すれば、当社が連携している各種ECプラットフォームにもアクセスできます。各ECチャネルへのマスターキーのようなイメージです。Amazon、楽天はもちろん、東南アジアで主に使われる、Shopee、Lazadaなどにも対応します。グローバル展開を前提にソリューションを設計しているのも、『AnyX』が選ばれる理由です」(作増氏)。

インフルエンサーマーケの難しさ 精通している担当者がいない

また、AnyMind Groupでは顧客の価値観が多様化する時代に再注目されているインフルエンサーマーケティングをデータドリブンに支える「AnyTag」も提供している。

「インフルエンサーは影響力のある生活者です。彼らが発信することで、多くの人へ商品の認知・理解・購買意欲の向上を効果的に実現できます。価値観が多様化する時代、インフルエンサーマーケティングの必要性は高まるでしょう」(作増氏)。

前述の「AnyTag」とは、広告主や広告会社がデータを活用して、インフルエンサー検索・キャンペーン進行管理&レポート・効果検証を継続的に行うためのインフルエンサープラットフォーム。約54万人のインフルエンサーのデータを連携。どのインフルエンサーが、どのブランドで効果をもたらしているのかも簡単に分析が可能だ。

「アジア諸国では日本以上にインフルエンサーマーケティングが盛んです。当社のソリューションはそうした国外の最先端の知見も盛り込んだ上で開発しています。昨今は日本でもインフルエンサーマーケティングに予算を割く企業が増えていますが、精通している担当者が少ないため、ハードルが高いと感じている方も多いです。『AnyTag』は、インストールさえすれば、自社のインフルエンサーマーケティング活動の成果はもちろん、競合他社の状況も含めたSNSトレンドの分析など、求めるデータを即座に入手することができます」(作増氏)。

また、昨今の企業がD2Cをスモールスタートで始める傾向は、引き続きトレンドになると作増氏。実際に、D2C事業に参入したいという相談は増加していると話す。

「私たちは、企業の課題を解決するソリューションを提供することで、誰もがビジネスをより簡単に、そしてグローバルに展開できる世界を目指しています。今後も企業のあらゆるマーケティング課題を解決するプロダクトの開発を推進していきます」(作増氏)。

図表「AnyX」導入前後の比較

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