au PAY のデータも活用し データイネーブラー事業に注力
2015年にアドテクノロジーやデジタルマーケティング、ネットメディアの分野で事業を開始したKDDIのグループ会社であるSupership。現在はKDDIのキャリアデータをはじめとする各種データを活用したアドプラットフォームの開発・提供やデータマーケティングコンサルティングにより企業のデジタルマーケティングを支援する「マーケティングテクノロジー事業」と、同社保有のデータやその活用技術を使って、クライアント企業が持つデータや顧客接点の価値最大化を支援する「データイネーブラー事業」の大きく2つの柱で事業を展開する。
事業は大きく2つに分かれるものの、Supershipホールディングス代表取締役社長CEOで、Supership代表取締役副社長COOを兼務する稲葉真吾氏は「グループ内の各事業が点で存在していた状況から、『Supership360』構想を掲げ、IDベースで認知から獲得まで一気通貫でデータを活用したマーケティングを支援できる体制づくりに取り組んできた」と語る。
SupershipのCOOとしては先のデータイネーブラー事業領域を自ら管掌、グループの成長事業と位置付ける。特に注目しているのがOMO、リテールメディア領域だ。「例えば、au PAYとPOSデータを組み合わせた購買データを活用したメーカー向け...
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