日本雑誌広告賞が発表 アートとしての漫画が注目
気がつけば年の瀬を迎えており、1年が終わろうとしている。サッカーでは日本代表が強豪国を打ち破り決勝トーナメントに進出。ベスト16で敗退ということになったが、たくさん勇気と感動をもらった。
円安も一時より収まっている状況。何となくではあるが平穏に過ごせている状況かと思う。しかし年内から来年にかけては物価高やコロナの再流行などまだ不安材料も多い。ウクライナの状況も冬を前に硬直化の様相もある中で、中国の経済状況や台湾の安定、北朝鮮のロケット発射などなどアジア状況にも目が離せない。未来に向けては地域や国を跨ったパートナーシップを維持、発展させていくことが大切ではないか。
11月9日、東京ドームホテルにおいて日本雑誌広告賞授賞式が行われた。グランプリである経済産業大臣賞を受賞したのはドルチェ&ガッバーナジャパン。コミックやアニメで人気の『呪術廻戦』のキャラクターが同社のファッションを纏った大胆なメインビジュアルの広告は『少年ジャンプ』に掲載され、新鮮さと共に登場感が溢れ今回の受賞となった。漫画とのタイアップはかつてより行われていたが、いわゆるハイファッションブランドが漫画家をアーティストとして捉えることで、ともにひとつの作品を創り出す協力関係は最近になってからだと思う。
11月29日から3日間行われたビデオリサーチの「VRフォーラム2022」では「出版社のコンテンツビジネス―現状と将来像―」と題して、集英社より「集英社マンガアートヘリテージ」及び『ジャンプ+』の紹介がなされた。
「集英社マンガアートヘリテージ」は「マンガ」を「アート作品」として捉え、その「アートプリント作品」を...