広告マーケティングの専門メディア

           

宣伝担当者が知っておきたいクリエイティブの基本

有識者が選ぶ、BtoB企業広告の秀逸事例6選

ここではマーケターである笹木氏と、クリエイターである三戸氏が選んだBtoB企業広告の秀逸事例を6つ紹介します。

    Case 01 ビズリーチ「即戦力採用ならビズリーチ」篇

    テレビというマス向けの媒体での出稿でありながら、経営者層、役員層にターゲットをしっかり絞ったクリエイティブの好事例だと思います。人材ビジネスを展開する企業のテレビCMでは、著名人などを起用して他社との差別化などを図ることが多い印象がありますが、このCMはそうではなく、役員や経営者が視聴したときに思わず使いたくなってしまうようなストーリー設計で描かれています。何を、誰に伝えるのかが明確なクリエイティブは、BtoBで事業を展開する企業にとっては大事。私も大変参考にしているクリエイティブのひとつです(笹木氏)。

    Case 02 アメリカン・エキスプレス「Small Business Saturday」

    10年前のカンヌグランプリですが、BtoBで多くの企業を巻き込んだ素晴らしいブランドアクションとして色褪せないケースだと思います。カード会社として、加盟店の小さな商店を守るために、デパートばかりが儲かるブラックフライデーの次の日を、「Small Business Saturday」と命名。ただ名付けるだけではなく、Facebook上の広告を無償提供したり、実際に応援するアティチュードも素晴らしかったです(三戸氏)。

    ©123RF

    Case 03 富士ゼロックス(現:富士フイルムビジネスイノベーション)「どうだ、ドラえもん」

    旧富士ゼロックスのITソリューションが実現する企業間連携を訴求するための、広告クリエイティブ。まだ光の当たっていない中小企業の技術を取り上げながら、その力を合わせて、ドラえもんの秘密道具を現実のものにすることに挑むというプロジェクト設計がとても素敵だなと思いました。ともすると、ただの...

あと60%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

宣伝担当者が知っておきたいクリエイティブの基本の記事一覧

宣伝担当者が知っておきたいクリエイティブの基本の記事一覧をみる

おすすめの連載

特集・連載一覧をみる
宣伝会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する