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R30のホープたち

ヱビスビールブランドの若手担当者流「新たな価値の見つけ方」

森川莉名さん(サッポロビール)

次世代を担う若手マーケター・クリエイターを紹介する本連載。新たな時代を担うホープたちはどのようなポテンシャルを秘めているのだろうか。今回はサッポロビール マーケティング本部 ビール&RTD 事業部 ヱビスブランドグループで活躍する森川莉名さんに話を聞いた。

サッポロビール
マーケティング本部
ビール&RTD事業部
ヱビスブランドグループ
森川莉名(もりかわ・りな)さん 28歳

2017年にサッポロビールに入社。1年目から新価値開発部で新商品の企画開発に従事し、4年目からはビール&RTD事業部に異動となり、ヱビスブランドの商品戦略から新商品の企画開発までを担当している。

130年以上の歴史があるからこそ新たな楽しみ方を提案できる

サッポロビールが展開する「ヱビスビール」。2020年に誕生130年を迎えたロングセラーブランドだ。ハレの日を迎える際や、祝いごとがあったときなど、「特別な日に飲む」印象をもっている人も多いのではないだろうか。

マーケティング本部 ビール&RTD事業部の森川莉名さんは、そのヱビスブランドを担当するマーケターのひとり。企画の立案や開発をはじめとした全般的な商品戦略や、限定品の商品企画も担っている。

ヱビスブランドの担当になったのは2020年。ちょうど誕生130年にあたり、リブランディング施策を進行していた当時のことだった。

「リブランディングに際しては、ヱビスとして守っていくべきものを見極めつつ、今の時代に求められていることを捉え、ブランドの姿勢として反映しなければなりません。そこで企画したのが、限定品の『ヱビス ホップテロワール』。130年以上歴史があるヱビスだからこそ、新しいビールの楽しみ方を提案したいと思い、開発しました」(森川さん)。

限定品の「ヱビス ホップテロワール」も企画立案を担当したという森川さん。開発の背景にあるのは、先述の「ビールの新しい楽しみ方の提案」だった。

「ビールはワインなどの酒類とは違い、嗜好品でありながら工業製品として捉えられがちなカテゴリーです。ワインであれば、ぶどうの生産地や生産者ストーリーなどもひとつの楽しみ方として存在していますが、大手メーカーが生産する...

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