ポッキーならではの価値を今の時代に合った形で届ける
江崎グリコは9月9日、有村架純を起用した「ポッキー」の新たなテレビCMシリーズの第1弾「いつかさそおう、を今日さそおう。」篇の放映を開始した。
新シリーズのテーマは「さそおう。」。人と人との距離が遠くなりがちな昨今、心のつながりまで薄くならないよう「勇気を出して、大切な人に声をかけてみませんか」というメッセージを込めている。
今回のCMのターゲットは「人とつながりたいと想う人」や、「日常のちょっとした幸せを大切にしたい人」。しばらく会うことができなかった友人同士や、デジタル上でのつながりが増えている若年層、なんだか話をするのが照れくさくなってきた親子など、さまざまな関係を想定している。
本CMを担当しているのは、同社広告部の川野格氏だ。
「コミュニケーションが多様化している昨今、旧知の人ほど、『さそう』ことには腰が重くなり、SNSなどでつながった気になってしまうことも多いと思います。結果、人との関係性が薄くなったり、疎遠になったりした人もいるはずです。ポッキーが考える『Share happiness!』を今の時代に合った形で届け、手に取ってもらい、役立ててもらい、召し上がってもらいたい。そのような思いで企画しました」(川野氏)。
ポッキーが前CMシリーズをはじめとしたコミュニケーションで主に描いてきたのは、家族や親子の関係性をつなぐという設定。今回は、「気軽にシェアすることで人と人との心を通わせられる」というポッキーならではの価値をしっかりと伝えながら、友人・同級生・親子など、様々な人々へとさらにその関係の幅を拡げたものになっている。
間が空いた関係性を埋める役割をポッキーが担う
新CMシリーズで訴求しているのは、「『いつか』と先延ばしにせずに、思い立ったら『今日』さそおう。」という、前向きにその背中を押すためのメッセージ。実際に大切な人をさそう行動につなげてもらいたいという思いが込められている。
「つながっているつもりにならないで、『さそって、会って、話す』ことに価値があるということを再認識してもらい、『さそう』という...