キャスティング担当者が語る、前田旺志郎。
今回ご紹介するのは、松竹エンタテインメントの前田旺志郎さん。子役出身です。実のお兄さんと組んだお笑いコンビ「まえだまえだ」で、なんとM-1準決勝進出という異色の経歴の持ち主です。中学生の頃からマネージャーをしている小泉さんの第一印象は、とてもフレンドリーでよく喋る大阪の明るい子。そして旺志郎君が、演技以上に、舞台挨拶で気が利いたことを言ったことにとても感心したそうです。
今でも、その印象は変わらないものの、実は人見知りで、気遣い。そして、もっともっと深い根っこには、「暗さ」や「寂しさ」があるとのこと。「明るさと暗さ」という一見、矛盾とも言える彼の性格が、演技では深みとなります。そして、彼の人柄と相まって、例え悲壮感のある役を演じても、見ている人が救われる個性派俳優というのが私の印象です。どうやら、そんな彼の人間味が、ここ2年、オファーが切れない理由なのかもしれません。これからの活躍が楽しみです!
足立茂樹氏イー・スピリット代表。博報堂出身。「クリエイティブ コンサルタント」としてトップクリエーターとクライアントをつなぐコーディネート役を担う。また本業のキャスティング業務では70人のスタッフで年間約2000本のキャスティング案件に励む。 |
撮影を終えた今、前田旺志郎が思うこと。
小さい頃はすごいテレビっ子で、バラエティやドラマなど...
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