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マーケティングDX

既存の資産がDX推進の鍵になる 自社が保有するデータの棚卸からスタート

橋本拓也氏(CM.com Japan)

企業ごとの進捗フェーズや目的によって、当然ながら実行すべき施策の規模も異なってくる。マーケティングDX実現への最初の一歩を踏み出せない企業が陥っている状況について、CM.com Japanの橋本拓也氏が考えを話す。



CM.com Japan
マーケティングマネージャー
橋本拓也氏

オーストラリアのテックカンパニーにてデジタルマーケティングに携わった後、2021年にCM.com Japanに入社。現職ではWebサイトのリード獲得やセルフオンボーティングユーザー向けのマーケティングオートメーション、製品のローカライズなどに従事する。

    Q1 「マーケティングDX」という言葉をどのようにとらえていますか。

    A 使いやすいデジタル技術を用いて、マーケティングを効率化する。

    私は「データを活用し、効果的で使いやすいデジタル技術を用いて、マーケティング施策を効率的に行うこと」をマーケティングDXと定義しています。一般的にマーケティングDXは、データアナリティクスやAIといった専門技術が用いられると考えられがちですが、今あるデジタル技術を最大限に活用することで、十分実行できることです。

    事実、世の中には専門技術を必要としない、ワンクリックでのシステム連携や、プログラミングを必要としないノーコード開発などがあり、これまで時間と労力をかけてきた活動は数クリックで行えます。こうしたものをフル活用できれば、冒頭に定めたような定義のもと、効率的かつ効果的にマーケティングDXを実現できます。

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