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マーケティングDX

企業は「データ利活用」のどこでつまずく?機械学習で膨大なデータに対応する

渡部知博氏(スプリームシステム)

顧客とのデジタル接点が増えるごとに、取得できるデータも増えていく。企業は“データ利活用”の分野において、どのような課題を抱えているのか。マーケティングDXツールの提供などにより、マーケティング活動のデジタル領域を支援するスプリームシステムの渡部知博氏が国内企業の現状について話す。



スプリームシステム
代表取締役社長兼CEO
渡部知博氏

2008年、日本総研ソリューションズ(現・JSOL)入社。SEとしてWebアプリケーション開発経験を経た後、金融・公共営業部門にてアカウント営業を担当。2012年から2021年まで外資系SaaS企業(Salesforce、Yext)にて中小〜大手企業向け営業担当、および営業マネジメントとして国内マーケット拡大に従事。2022年1月にスプリームシステムに執行役員CRO(Chief Revenue Officer)として参画。10月より代表取締役社長兼CEOに就任。

    Q1 データドリブンなマーケティングを志向する企業も増えていますが、昨今のマーケティング活動における、データ利活用の課題とは?

    A 増え続けるデータに対し、対応しきれていない企業が多い。

    多くのクライアント企業とのコミュニケーションの中で、よく聞く課題は3点あります。

    1点目はデータの統合です。各企業にて蓄積されるデータの種類や量は、ここ数年で爆発的に増えてきましたし、今後も増えていきます。この大きな要因として考えられるのが、オフラインだけでなく、ECサイト、モバイルアプリ、SNSをはじめとしたオンラインの顧客接点チャネルの数が増えたことです。

    データ統合において、企業が利用しているシステムの種類は...

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