多様なスキルや知識が必要となるこの領域において、企業は今後どのようにマーケティングDX人材を獲得していくとよいのか。東急エージェンシーの久保宏之氏が、総合広告会社である同社から見たマーケティングDXについて、解説する。
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東急エージェンシー
上席執行役員
マーケティングDX本部長
久保宏之氏
営業部長、メディア事業局長、人事局長、経営企画室長、事業推進本部長を経て、現在は同社においてマーケティングDX本部長を務める。
Q1 「マーケティングDX」という言葉をどのようにとらえていますか。
A デジタルの力でマーケティングを変革し、事業成長にまでつなげる。
マーケティングDXとは、「デジタル(データ、Web、テクノロジー)を活用して企業のマーケティング活動を変革させ、事業成長につなげること」だととらえています。また広告会社の機能として、企業のマーケティングDXを支援するビジネス領域を考えた場合、フルファネルを対象とし、様々なデータを活用しながら事業成長のための戦略から施策の立案・実行することまでがスコープになります。
そのため、自社で専門性を持つだけでなく、多様な専門性を持ったプラットフォーマーやプレーヤーを有機的に組み合わせて活用するプロデュース力を提供することが求められていると考えています。
Q2 マーケティングDXが果たす役割とは?
A 「顧客理解」「提供価値」「価値の提供方法」に変化を起こし、顧客を創造する。
マーケティングDXの目的は...
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