共通点は“ハット”のみ?3社による初のテレビCMを放映
イエローハット、日本ピザハット(以下、ピザハット)、リンガーハットは、8月10日の「ハットの日」に向け制作した3社のコラボレーション動画、「ハット首脳会談」を8月4日よりWebで公開。同日よりテレビCMとしても放映した。
本企画の起源は2019年にさかのぼる。8月10日を「ハット記念日」と称していたイエローハットはピザハットに声をかけ、共同で「ハットの日」を正式な記念日として登録することを計画。しかし、社名に「ハット」と有していても、ピザハットは「小屋」を意味し、イエローハットは「帽子」を意味することから、2019年のコラボは未遂に。「同じハット企業なのに、実は帽子と小屋で意味が違っていた!」ということがSNSで話題となり、2020年以降は正式なコラボとして両社は「ハットの日」を盛り上げる活動を続けてきた。
4年目となる今年はこの2社に加え、同じく社名に“ハット”が付く、リンガーハットを巻き込み、3社の社長が一堂に会した「ハット首脳会談」を開催し、動画を制作するに至った。
今回の企画について、クリエイティブディレクターを務めた読売広告社 クリエイティブセンターの市川晴華氏は、「今年の『ハットの日』を昨年以上に盛り上げようという、各ハット社の熱い思いのもと企画したのが『ハット首脳会談』です。この時期は夏休みやお盆で車移動や飲食需要が高まるタイミングでもあります。こうした機会に、業種の垣根を越えたキャンペーンを実施することで、各社の話題化と、社名の“ハット”のみのつながりによるコラボを通じて何かとお疲れムードな世の中にクスッと笑っていただきたい、という思いで取り組みました」と狙いを話す。
2019年の企画において、イエローハットとピザハットの“ハット”の意味が...