広告マーケティングの専門メディア

           

著者インタビュー

スポーツ界における代理店主導の日本的スポンサーシップを問い直す

川上祐司氏

アメリカの
スポンサーシップ戦略に学ぶ
スポーツマーケティング

●著者/川上祐司
●発行所/晃洋書房
●価格/2310円(税込)

日本でもプロ野球やJリーグにおいて、企業名を冠するスタジアムや施設は今や一般的になった。ネーミングライツをはじめ、こうしたスポンサーシップは、スポーツ界において多大な影響力を持っており、プロスポーツの運営になくてはならない存在となっている。

本書『アメリカのスポンサーシップ戦略に学ぶスポーツマーケティング』は、代理店主導のスポンサーありきの日本的なスポンサーシップと、アメリカの共創的なスポンサーシップを比較し、その差異を分析。それぞれの成り立ちや特徴を詳細に解説することで、現在の日本のスポンサーシップを見直し、これまで以上にスポーツビジネスを活性化させることに主眼が置かれている。

著者の川上 司氏は、メーカー宣伝部にてスポーツマーケティング業務に従事したのち、2014年から帝京大学経済学部にて教鞭を執る。「日本企業は残念ながら本来のスポーツマーケティングとはかけ離れた状況にあった」と語る川上氏。そんな日本的スポンサーシップへの違和感に対する答えを、メジャーリーグのサンフランシスコ・ジャイアンツのスプリングトレーニングキャンプに帯同する中で見出し、本書の執筆に至った。

本書は大きく...

あと60%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

著者インタビュー の記事一覧

スポーツ界における代理店主導の日本的スポンサーシップを問い直す(この記事です)
地形的特徴が示す流通と消費の関係とは?
見直される『ファミリー企業』競争力の源流に迫る1冊
デジタル技術で変わる社会に日本はどう立ち向かうか?
創造的な広告活動とは何か?変化する時代に求められる哲学の思考
激変する市場に適応するための基本から最新事例までを網羅
宣伝会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する